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カングーとQ輪な生活

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2007年 01月 14日

カングーのクラッチペダル調整

今回はカングーのクラッチペダルの調整です

私のカングーはA/T(オートマチック・トランスミッション)ではなくM/T(マニュアル・
トランスミッション)です、2005年3月に納車されて以来私が1番気に入らない所が
クラッチペダルの問題でした。どういう問題かと言うとカングーのクラッチの繋がりが
ペダルの高い所で繋がって、クラッチワークがうまく出来ないと言う点でした。

私の好みは、ペダルをいっぱい踏み込んで少し戻した所で繋がるのが好みなんです。
ところがカングーは、かなり足を戻してペダルの高い位置で繋がるので、かかとを
床につけたままの微妙なクラッチ操作が出来ないんです。

ルノーディーラーに相談しても、カングーのクラッチは自動調整なので出来ません
と言うことで一年間辛抱して何とか慣れたのですが、やっぱり操作しやすいほうが
良いと思うようになったので、正月休みに調整にトライする事にしました。

問題はクラッチ本体の調整(クラッチ盤とフライホイールは自動調整)ではなく、クラッチの
繋がるペダルの高さの調整ですので、ペダルを切って短くして溶接でつなげてペダルを
床下に追い込む作戦(クラッチペダルの予備を購入済み)だったのですが、ペダルを外したところ調整が出来ることが解かりペダルを切るのは最終手段にして、とりあえず調整してみることにしました。
これが後であんなえらい事になるとは夢にも思いませんでしたが(笑)。

クラッチペダルの調整説明

写真①
カングーのペダルです。
左からクラッチ、ブレーキ、アクセルですが普通はクラッチペダルとブレーキ
ペダルは大体高さがそろっているものですが、何故かカングーはクラッチペダルの
高さが異常に高いです。
カングーのクラッチペダル調整_f0126823_0425162.jpg

写真②
ブレーキとクラッチペダルの高さの違いを測ります、約15㎜クラッチペダルの
方が高いです。
カングーのクラッチペダル調整_f0126823_0442281.jpg

写真③
まずブレーキペダル側についているロックナットを外します(16㎜)。
カングーのクラッチペダル調整_f0126823_0492017.jpg

写真④
次にクラッチペダル側のボルトを外します(16㎜)。
カングーのクラッチペダル調整_f0126823_0504460.jpg

写真⑤
クラッチワイヤーを引っ張っている部品を外します(13㎜)
カングーのクラッチペダル調整_f0126823_052299.jpg

写真⑥
この部品が外れたら横にずらして、クラッチペダルのボールジョイントを
力を入れてネジってペダルを外します。
カングーのクラッチペダル調整_f0126823_0562279.jpg

写真⑦
⑤で外した部品です。(この部品が1番の問題でした)
右ハンドル車にだけ付いている部品らいしです?。
プラスチック製のギアが付いていて、クラッチを踏む力を軽くする部品のようで
このギアでクラッチケーブルの遊び調整をするようです。
外した時ギアが回ってしまい、最初の位置 (ギアの位置の合わせマークが無かった)、
が解からなくなりディーラーに問い合わせたのですが、その部品はマニュアルに部品の
図そのものが載っていないとの事でした。しかたが無いのでワイヤーの引っ張りぐあい
を考えて位置を決め組み付ける事になりました。
カングーのクラッチペダル調整_f0126823_0575839.jpg

写真⑧
クラッチペダルとワイヤーを引っ張っている部品の接続状態です。
部品同士をつないでいるボールジョイントに長い六角ナットが付いていますが、これを
回わそうとしてもナットが固定されているので回らなくて調整できずペダルを持って
ボールジョイントを回さないとペダルの高さ調整が出来ません。
ボルトを長く出してペダルが低い位置に来るよう調整します。
カングーのクラッチペダル調整_f0126823_059453.jpg

写真⑨
組み付け後の状態です
ブレーキペダルとクラッチペダルの位置がほぼ同じ高さにそろいました。
いや~ クラッチペダルの調整がこんなに大変だとは思いもしませんでした。
正直言ってものすごく大変で何度も何度も外したり組み付けたりの繰り返しで
しかもペダルの上にあるワイヤーを引っ張っている部品はギアが組み付け時に
動き位置がずれて、何度もやり直しで大変でした、ペダル上の非常に狭い所の
作業でしかも身体を捻って仰向けになっての作業ですので大変でした。もう一度
作業をしろと言われたら絶対断りますね。
カングーのクラッチペダル調整_f0126823_113122.jpg

で、クラッチが調整で済んだので、予備に買ったクラッチペダルがあまってしまいました。
どなたか、クラッチペダルいりませんか(笑)

最後に車の走行をしてクラッチのチェックをしました。
ちゃんとクラッチが切れてミッションの入りも問題なく、しかも自分の思っていた
床に近い低い位置でクラッチが繋がり、かかとが床に付いた状態でクラッチワークが
出来るようになり、大成功で大満足です。

最後に言いますが、このブログを観て、同じようにクラッチのペダル調整をされないように
おすすめします。身体も痛くなるし、ものすごく大変な作業ですから。 
もしこのブログの作業内容を参考にして、ご自分で作業されても、
私は責任を取れません。 もしされるなら、あくまでも自己責任でお願いします

ま~ こんな事やってみようなんて、考える人はいないと思いますが (笑)

by low-tomy | 2007-01-14 01:19 | カングー整備&モディファイ


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